今日は私が提供しているカウンセリングについて書こうと思います。
世の中にはたくさんの心理療法があります。
私はどれも素晴らしいと思います。
なぜなら、人間は複雑で多面体で、一人一人違うからです。
誰にでも効く完璧な療法はなくて当たり前だと思っていますし、だからこそ心理学や心理療法は、時代の流れと共に、日々進化しているのだと思います。
禅の教えに「鶏寒上樹鴨寒下水」と言う言葉があります。
「鶏は寒いと木にのぼり、鴨は寒いと水にもぐる」
鳥と言う同じ生き物でありながら、寒さへの対処法が全く異なります。
私たち人間も目的が同じでも、それに対する取り組みは一人一人違います。
良い結果を残した他の人のやり方を真似してもそれが自分に合っていなければ
うまく行きません。
自分なりの方法を探すのは時間がかかるかもしれませんが、自分らしい方法を
見つけて行動することは、自身の魅力を高めることにも繋がります。
ですが、カウンセラーが、自分が提供している療法を最高だと自負する事は
大切だと思います。
自分が提供している療法の良さを経験していないカウンセラーにお願いしたいとは思いませんものね。
自分が変化を体験するからこそクライアントさんに自信を持って説明できるのだと思います。
私がやっているカウンセリングは、アドバイス型のものではありません。
「問題解決型」と言って、技法を用い、あなたの中から問題解決の答えが出てくるような支援をします。
なので、私は、カウンセリングの間は徹底的に黒子になります。
主役は「あなたの心」
心の中にある、何だかわからないモヤモヤ(漠然としたもの)を技法を用いて、表に出すお手伝いをします。
クライアントさんは、気付いていなかった心の奥底にある様々な思いや感情に気付き、それを表に出すことで、解決の糸口を見つけて行かれるのです。
その悩みがどこから来たものなのか
それが今、どんな風に影響し、生きづらさに繋がっているのか。
「自分で気付くようになる」
これが、題名にしている「腑に落ちるカウンセリング」の意味なのです。
腑に落ちるとは「頭ではなく心で納得する」ということ。
「そうか!そういうことだったんだ!」
腑に落ちたクライアントさんの表情は、別人のように生き生きと輝き始めます。
私が大好きな瞬間です。この表情に出会えることが、私にとっての幸せなのです。
カウンセリングを通して、いろんな自分に気づいていく。
実は、この気づきこそが癒しのプロセスであり、あなたが本当のあなたに出会う方法なのです。
なので「気付いてなかった本当の自分に出会えるカウンセリング」とも言えます。
私にできるのは、黒子となって、あなたの気付き(癒し)のプロセスに寄り添うこと。
それが私の仕事です。